tiisanasabotennのブログ

サッカー大好きです。
やるのも好きですが、疲れるので見るほうが大好きです。
totoも予想したりします。2等は何回か当たったことがありますので、現在は1等当選を夢見ています。

出身地である水戸と鹿島を応援しています。
いつかJ1の舞台で水戸が戦う日が来るといいですね。

前半戦を終えて ~水戸と鹿島~

皆様こんばんは。


J1&J2も全日程の半分が経過しました。
ここまでで私の応援する茨城県の2チームはどんな状況なのかちょっと振り返ってみたいと思います。


(1)水戸ホーリーホック
ここまで21試合を終えて5勝5分11敗の18位。
総得点は17、総失点は24。
6月7日には柱谷監督が解任されています。


ここまでの問題点はやはり「得点力」が大幅に低下している点ですね。
水戸ホーリーホックを詳しく知らない方も多いでしょうから、チームの成績を簡単に説明すると以下のとおりです。


2015年 21試合 5勝5分11敗   得点17 失点24 順位18位
2014年 42試合 12勝14分16敗 得点46 失点46 順位15位
2013年 42試合 14勝13分15敗 得点50 失点58 順位15位
2012年 42試合 15勝11分16敗 得点47 失点49 順位13位
2011年 38試合 11勝9分18敗  得点40 失点49 順位17位・・・


大体勝敗引き分けが同数で、得失点差も0くらい、順位もまぁ大体15位くらいです。
「なんだ水戸弱ぇーじゃん」なんて思う方もいるかもしれませんが、もっと前はここに記載したくないくらいの数字を出していた時代もあり(1シーズンで30敗とか90失点とか…あったような気がするなぁ…無かったかな、記憶が定かではないなぁ…←遠い目)、強化費など予算がJ1、J2の中でも一番下の方に位置するこの小さなクラブ(確か浦和とかの50分の1くらいだった気がします)が良く頑張ってここまで引き上げてきたな、と皮肉でもなんでもなく私は心底リスペクトしているのです。


さて、上記の通年成績からすれば失点数は平年並みに推移しており問題ない(訳ではないが…)のですが、際立つのが得点数の減少です。
この点が取れない状況が今年の厳しい成績になっているのかなと思います。


総得点17はリーグワースト3位タイで、リーグトップの磐田の34得点のちょうど半分。
得点は前半に偏る傾向があり17点のうち11点を獲っています。後半は6点。
次に失点を見るとさほど変わりはなく全24失点のうち前半に10、後半に14点を失っています。
こうして見ると前半は11得点10失点に対し、後半は6得点14失点と明らかに後半に苦戦しています。
しかし、シュート数で見てみると水戸は前半より後半の方がシュート数が多くなる傾向があります。
これはいろいろな見方ができると思うのですが、シンプルにまとめると打ち合いと言うかやや「オープンな展開になると敗色が濃くなる」と言い換えられるでしょうか。
この辺りのゲームの進め方やここに至るまでのペース配分やゲームプランなどの意思統一が計られると違った結果になるのかな、なんて思っています。


これに関係して1個数字を挙げると水戸は「57%」なんですよね。
何がって先制した場合の水戸の勝率です。
ここまで7試合で先制しましたが結果は4勝3敗、つまり3回は逃げきれずしかも逆転を許しているのです。
以前「先制点の重み」でも書きましたが、J1において先制した場合の勝率は68%以上。
これを基準にするならば、水戸は基準値以下であるということであり他のチームより劣っている数字が出てしまっている以上、ここも課題と言っていいと思います。
リードする前とした後の戦いかたにあまり変化がない試合もあって、これはマズイのかな…と。
得点力があるチームではないので、最低でも引き分けで踏みとどまりたいですよね。


引き分けの言葉を出したので、これに関してまだ続けるとアウェイの戦績がまた厳しいです…。
ここまで1勝2分7敗。
勝利を、とまでは行かなくても何とか勝ち点1は持ち帰りたいところです。
ここまで水戸は2点以上取った試合は3試合しかなく殆どが0点(9試合)か1点(9試合)ですが、逆説的に言えば「1点までなら失点してもドローになる確率はある」という事です。
要は追加点を取られないようにしたいところです。
こういう勝ち点1の積み重ねが長いシーズンでは大事なのかな、と。
その為の戦い方もプランも今の水戸には必要なんじゃないかなと思うのです。


ここ最近ではクロスの練習に時間を割いており、得点力に関してはこれから上がってくる可能性も高い、そこでより守備も大切にして得点数が上がるまで頑張って欲しい、得失点を+-0にするくらいの感じで十分チーム順位は上昇していくはずです。


応援してます、水戸ホーリーホック!


(2)鹿島アントラーズ
ここまで17試合で6勝4分7敗、総得点27総失点25で8位。
う~ん…個人的に鹿島はリーグ後半で盛り返すイメージが強くて前半戦はそこまでの成績を臨めないかも…なんて思ってたんですが流石に負け越すのは予想以上に悪かったです。


不調の要因は色々あるのでしょうが、やはり「失点数の多さ」ですよね…。
得点数27はリーグ4位タイなんですが、失点数25はリーグワースト6位タイ。
点は取れているし支配率でも劣る試合はあまりなかった中でこの失点数は何がいけないのか?


今季全25失点の内訳を見てみると
①PK→2点(いずれも小笠原だが仕方ないとも言える)
②ミス→1点(広島戦曽ヶ端のミス)
③ミドル→2点(シューターに対して寄せていない等はあるが致し方ない失点か)
④カウンター&DFの裏とられた→5点(個人的に一番酷いと思うのは甲府戦の失点)
⑤セットプレー絡み(CKやスローイン含む)→8点
⑥クロス→7点


①~③はある意味仕方ない失点だと思うんですよね。
④も甲府戦の失点は名前は出しませんがあのCBの対応は酷いとは思いますが、鹿島は比較的ラインを高くするスタイルである以上裏を突かれるのはある意味必然で、むしろ5失点ならよく対策しているんじゃないかなと思います。
問題は⑤のセットプレーと⑥のクロスではないかと。
両方そうなんですが多いパターンは大体ファーサイドに出されて中に折り返されて…というのが目立ちます。競り負けて、とかならまだわかるんですが下手するとドフリー、マーカーいても体を当てられずも多かった印象ですね。
クロスに対して寄せが甘くサイドから簡単にあげられるのも問題なんですが、ひどい時は鹿島DF2人に対し相手のアタッカー1人なのにフリーでやられるとか…。
オフサイドのアピールして副審見るより、相手選手の入ってくるのを見ないと。
私の学生時代こういう対応したら即交代、次の試合はスタメン落ちでした。


なんだか非常に中途半端なゾーンって感じで多少バランス崩してもマンマーク気味にした方がいい気がしてしまいます。
ただシーズン前半は失点が続いていたとは言え、守備の気迫は感じていました。
第6節の柏戦までは例えばDF陣は競り負けることはあっても体を当てて相手を自由にはさせなかったし、例えばGKも新潟戦(5節)の不運な失点はあってもその判断自体は良かったはずだし、次の柏戦では曽ヶ端はファインセーブを連発したりして勢いみたいのを感じていました。


個人的には転機になったのは第7節の神戸戦からなんじゃないかな、と思っています。
セットプレー、ミス、クロスでのフリー等今の問題点が凝縮されたような失点シーンで、あの試合以降歯車が狂ってしまった印象を持っています。
金崎がブチ切れて退場したり、この試合以降曽ヶ端が調子落としたり・・・。
SBのDFラインへのカバーが中途半端になってきたのもこの試合以降やたら目立ちます。


しかし失点シーンに特徴があるって事は修正箇所が明確って事でもありますから、立て直しやすいとも思います。個人のミスよりはチームの約束事が守られていないだけなのかもしれませんし。
後半戦での逆襲を期待せずにはいられません。
ダビィも戻ってくるし後半の巻き返しがあると信じています。


あと簡単に言えないんですけど、鹿島はホーム試合では勝たなければダメです。
観客数が少なくなってしまったのが非常に気がかりです。
「こりゃ防げない」って失点シーンはそう多くなかったと思います。
約束事やカバー、寄せこの辺りを改善すれば上位は固いチームだと思っています。
前半戦で5敗以上したチームが年間優勝したケースはあまりなかったと思いますが、まだわかりません。ミスを減らしてサポーターの期待に沿うような熱い戦いを魅せてくれると信じて、私もスタジアムに足を運び応援したいと思います。


頑張れ、鹿島アントラーズ!
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常勝ファミリー・鹿島の流儀
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カテゴリー:本
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