tiisanasabotennのブログ

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totoも予想したりします。2等は何回か当たったことがありますので、現在は1等当選を夢見ています。

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いつかJ1の舞台で水戸が戦う日が来るといいですね。

W杯アジア2次予選 日本代表メンバー発表

皆様こんばんは。


最近涼しくて過ごしやすいですね。
でもおかげで社食の冷やし中華、安いわ、美味いわ、一人暮らしに必需な野菜がてんこ盛りだわで、お気に入りだったのですが最近涼しいからって急遽メニューから無くなっちゃいました…。


さて本日はW杯アジア2次予選、カンボジア戦(9月3日・埼玉)とアフガニスタン戦(8日・政情不安の為イランで代替開催)に臨む日本代表メンバーの発表がありましたね。
メンバー23人の内訳を見てみますと国内組が13人、欧州組が10人でした。


色んなメディアの記事と併せて世間のコメントも一通り見てきたんですが、やはり東アジア杯で良い結果が出ていないことから、一部の選手及び代表監督にはやや厳しいコメントが多かった印象です。
そもそも代表メンバーは、「全員一致で皆が全て納得する結果」なんてありえない訳なんですけどね…Jリーガー何人いるのか分かりませんけれど、何百人の中からたった23人を選んでいるのですから。


逆に「うむ、この23人なら異論は全く無い」って全員納得出来る選考になったら、「どんだけ選手層薄いんだよ」「他に選手いねーのかよ」って事になりますしね。
だから、厳しい意見が多く並ぶっていうのは、それだけサポーターが「いい選手が他にもいるよ」ってメッセージだからこれは良いことかなと思います。


だから「納得出来ない結果」を見てみるより、何故この選手が選ばれるに至ったのかというプロセスを見てみるほうが面白いかなぁ、と思いました。
ポイントとしては①怪我を始めコンディションに不安がある選手は当然選ばれていない、と②「3年後(のW杯)を見据えて」との前提なので年齢は重要項目の一つ=3年後に35歳以上とかだと選びづらい、③基本4-3-3に適合する選手=言い換えれば(特に国内組の場合)どれだけ活躍していてもこのシステムに合わなければ選考の優先順位は下がる、ってとこでしょうか。


(1)まずGK。
東口(29)・西川(29)・六反(28)の3選手です。※()内は年齢です。
サプライズは全く無いですね。


これまで呼ばれていた権田は今クラブでも出場できるコンディションではないので、(おそらく第3GKとして)六反が入るのは大方の予想通りだったのではないでしょうか?
また川島(32)は現在所属クラブが無いため、選考が見送られたのは自然ではないでしょうか。


(2)次にDF。
ここら辺りからチョイチョイ異論が出てきていますね。
選ばれたのは、
CB→吉田(27)・槙野(28)・森重(28)・丹羽(29)
SB→酒井高(24)・酒井宏(25)・米倉(27)・長友(29)


CBは吉田と組むのが槙野、森重のどっちになるか位で、東アジア杯でも呼ばれた面々ですのでハリル監督の信頼も高いのでしょうね。まぁ順当と言えるのではないでしょうか。


SBはまず右の内田は怪我ですので当然選ばれていません。
左の太田、彼は東アジア杯で怪我をおして出場しましたが、やはりベストとは程遠く今回も怪我のため選ばれていません。
SBに関してオヤッと思ったのは「米倉の左サイド起用を明言したこと」ですね。
所属のガンバ大阪でも東アジア杯でも好パフォーマンスを見せており選出自体に驚きはないのですが、彼は本来右を主戦場としているので…。確かに東アジア杯でも左で出ていましたが。
それぞれの選手を見てみると、
酒井高→右でも左でも出来るのが強み。1家に1台、1チームに1人は欲しい感じ。
酒井宏→右専門。SBとしては高さがあり上背のある海外勢とやる場合有望。
長友→左専門。右利きだったハズなので右でもやれそうなんだけど。年齢的にギリギリ。
米倉→所属クラブでは右専門。好調をキープ。


こうしてみれば左SB→長友・酒井高、右SB→米倉・酒井宏、でいいと思うのですが、何か思うところがあるのでしょうか。
考えてみればやはり左SBの1番手、2番手は長友&太田なのかもしれませんね。
今回の選出は「太田の代役」若しくは「3年後に32歳になっている長友の代役」と考えている節があるのかもしれません。
そうでなければ米倉を左で起用する意図が説明しづらい。
しかし逆に選手側から言えば「俺は右でも左でもやれるぜ」ってアピールするチャンスとも言えます。
是非頑張って欲しいです。


(3)続いてMF。
ここは一番頭を悩ましたのではないでしょうか。
良い選手多いですし、ボランチの世代交代は必須ですし。
選ばれたのは、
ボランチ(アンカー)→遠藤航(22)・柴崎岳(23)・山口(24)・長谷部(31)
2列目→原口(24)・香川(26)・柴崎?


これまで永らく代表を支えてくれたガンバの遠藤保がいないので、ゲームメイク的にこの辺が不安材料と言えば不安材料な気がします。
・長谷部は3年後34歳になっていますが、やはり現状を鑑みてキャプテンでもあるベテランを中盤から一気に外す選択肢は無かったのだと思います。代わりが務まりそうな選手もなかなかいませんし。
・五輪世代から抜擢された遠藤航は右SBに続いてボランチと問題なくこなせていたのでポリバレントな選手として、彼もまた1家に1台、1チームに1人は欲しい選手なのでしょう。
攻撃のセンスも持ち合わせていますし。
・次に山口。彼は若い頃から(今も若いけど)試合に出ていますし実績もあります。東アジア杯でも3試合全てに出場した選手の1人ですので順当でしょう。
ただ守備はともかく前と後ろを繋ぐパスのセンスに関してはかなり微妙な部分もありましたので起用は組み合わせが重要な気もします。
・最後に柴崎ですが、彼は代表ではトップ下に入っていますが、上記3人の選手はいずれもパサータイプではない、言い換えれば遠藤保のタイプでは無いので、メンツ的にはトップ下では無くボランチでの起用もあるのかな、と。


2列目。
ここは浦和の「じゃない方の武藤」が入るかどうか、というところだったのですが選ばれたのは、
原口(24)・香川(26)の二人。(柴崎もここかも)
香川はドイツで最近好調ですし、「攻撃のキーマン」ともハリル監督がコメントしているので納得。
原口は武藤と比較した場合、将来性も大きかったのかもしれませんね。3年後27歳、選手として一番ピークを迎えますし、サイドも期待できるので…。ここが一番難しかった気もします。


(4)最後はFW。
各コメントを見る限り、やはり一番大きな騒ぎになってたのはここですね。


今回選ばれていないけど待望論が大きかったのは「大久保・豊田・大迫」の3人が多かったですかね。
最初に言っておくと、この3人は、
大久保→9月に足痛いのでレーザー手術するとか報道で見たような。
豊田→前々節くらいにようやくベンチに復帰したばかりでコンディションは良くない。
大迫→確か怪我してるんじゃなかったかな、と。


で、この3名を除いて選ばれたのは、
CF→興梠(29)・岡崎(29)
左WG→武藤嘉(23)・宇佐美(23)
右WG→永井(26)・本田(29)


本田・岡崎を筆頭に、武藤嘉・宇佐美はほぼ異論が無かったです。
記事に寄せられたコメントを見る限り疑問が多かったは、やはり直近の東アジア杯で非難轟々だった永井になっちゃいますね…。


ただ以前も書いたのですが、個人的には永井の選出はアリでして…東アジア杯でも3試合全てに先発したのは5人しかいませんが、永井はその内の一人だったので選ばれるんじゃないかな、という予想はありました。
ですので意外でも無かったのですが…。
彼の叩かれる所以はコメントを見ると「足が速いだけで足元下手くそ」「下手で決定力無い」みたいのが多かったのですが、私が永井がアリと考えている部分は東アジア杯で彼が献身的に攻守に上下していたので「日本の右サイドは殆ど崩されていない」(対称的に宇佐美のいた左サイドは何度も数的不利を招いていた=左右WGの守備の貢献度が違った)点がまず大きいです。


「右からのクロスの数も多かった」し、「チャンスで顔を出せていた」(←もっともココでポカしたから叩かれているのでしょうけど)。
良いとこだけを取り上げるなら「攻守に存在感を出せていた(良い意味でも、悪い意味でも、ということになりますが)」と。


4ー3-3で考えるとどうしても前線の選手の守備の貢献は欠かせません。
この点、武藤も本田も、そして永井も条件を満たしているのかなと思いました。
そしてFWは複数人選ぶ場合、普通タイプが異なる選手を選ぶのがセオリーです。
(背が高いのばかりとか、足が速いのばかりとかは攻撃のバリエーションを考えると選ばないのが普通)その点、永井は本田と比べ足元はサッパリだが群を抜くスピードがあり、Jリーグのトラッキングデータを見る限りスタミナもあるほうでしょう。


確かに狭いエリアでは全く良い味が出せないのですが、逆に言えばそれを差し引いても永井を上回る選手が見いだせなかったとも言っていいのではないでしょうか。
断言出来るのは、彼はスピードという誰にも負けない武器を持っている。
そしてそれを生かすも殺すも彼自身とチームを作る監督の采配次第なんじゃないかなと思います。


スピードがあるのに、足元上手くないのに、狭いエリアでボールを受けに来る…こんなのは例えれば敵が刀で斬りかかってくる→自分の足元には銃と水鉄砲が落ちている→銃を拾わずに水鉄砲を敵に発射する…みたいなもんです(例えあんまり上手くないな…)。
要は自分の持つ最高の武器で戦う事、局面局面でプレーの取捨選択を間違えない事、その為にチームメイトにも自分がどうしたいか、相手はどうしたいのか、コミュニケーションを取ること、ではないでしょうか。


『慣れないことはするもんじゃないな』
ここで一つエピソードを。
私は大学時代もんじゃにハマってまして、彼女を誘ってお好み焼き屋に。
可愛い店員さんが「お好み焼きも美味しいですよ」と勧めたので無下に断れずお好み焼きを注文。
ところが普段もんじゃしか注文しないから、お好み焼きを自分でひっくり返したことがない。
いざひっくり返す時ヘラを上手く扱えず、お好み焼きが勢いよくパーン!と跳ね、向かいの彼女のスカートにお好み焼きの生の部分がピターン!
Sっ気満点の彼女が間髪入れず(無言、しかも少し笑顔のままで)私のホッペをパーン!!
みんなコッチ見てるし恥ずかしかったぁ…!
あの時焼くのが得意(←得意不得意の話じゃない気もするけど)なもんじゃであったのならば…。


武器が認められて選ばれたのですから、慣れないこと不得手なことをしようとするのではなく、出来ることを最大限活かして欲しいですね。


話が凄く逸れちゃいましたが、私はこれはこれでベストメンバーだと思います。
各選手が自分の持ち味を出せば普通に勝てる筈です。
そのためにもしっかりコミニュケーションを取り、いい試合を見せて欲しいと思います。
頑張れ!日本代表!!

わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)
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著者:平田 オリザ
出版社:講談社
カテゴリー:本













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